ホンダのコンパクト ハイブリッドカー、新型フィットの人気と実力

「トヨタ アクア」と並んで、小型ハイブリッドカーとして人気のある「ホンダ フィット ハイブリッド」。3代目モデルとなる今回も、走り、低燃費、パッケージング、視界の良さなど、更に磨きがかかっており、総合点でも他の追随を許さない出来栄えとなっております。

A beautiful backdrop for the #HondaFit.

Hondaさん(@honda)が投稿した写真 -

ホンダの新しいデザインコンセプトを採用

新型フィット最大の変化はそのスタイリングです。エキサイティング H デザインとよばれる新しいホンダのデザインコンセプトを採用し、勢いと塊(かたまり)感のある印象的なフォルムとなっております。

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クルマの顔つきを左右するフロントマスクには、ホンダの象徴である「H」マークを中心に、両サイドのヘッドライトへと続きます。エッジの効いたこのデザインは「ソリッド・ウイング・フェース」とよばれており、グローバル展開をしていくホンダの新しい顔となります。その第一弾が新型フィットに採用されております。

居住性の高さ

先代から定評のあった室内の居住性も継承されています。高効率なパッケージングによって足元、頭上ともに広々としたスペースがあり、大人4名乗車でも窮屈な印象はなく、快適に過ごせます。これは、「センタータンクレイアウト」といわれるデザインで、燃料タンクをフロントシートの下に設置したことで、クラスとしては最高の室内空間を実現しています。

リアシートの広さもコンパクトカーサイズとは思えない程の広さを誇っています。成人男性2人が後席に乗っても窮屈さを感じさせません。これは明らかにアクアを超えているポイントで、高く評価できるのではないでしょうか。

ウルトラシート

多彩なシートアレンジ「ウルトラシート」も健在です。後部座席の背もたれ部分を前に倒すだけで広大な荷室空間を生み、座面を跳ね上げれば、120cmの高さの荷物が積めます。アレンジ操作も手軽なので、旅行でたくさんの荷物やスーツケースを積み込む方にもうってつけといえます。

フィットの場合は燃費だけでなく、こうした荷室の使い勝手やシートアレンジによる収納力が、他のコンパクトカーではみられない魅力となっております。

スマホ感覚の操作パネル

その他、目新しさを感じるところで、操作パネルにタッチパネル式スクリーンを採用しております。シンプルかつ近代的。まるでスマホを扱っているかのよう。統一感のとれた先進的なインテリア空間を演出しております。

スムースな加速

新しいハイブリッドシステムにも注目です。1.5リッターエンジン&モーターとホンダ独自開発の7速DCTを組み合わせることで、モーター走行の領域を大幅に拡大しています。最も燃費の良いグレードでは、JC08モード燃費36.4km/リッターを実現しており、これまで国内トップだったアクア(35.4km/L)を上回っております。

乗り心地

乗り心地もかなり向上したのではないでしょうか。アクセルを踏み込むと、モーターの力だけでスムーズに発進。新型フィット ハイブリッドでは、モーターだけが動くということが可能になったので、ハイブリッドの良さが体感できるところです。

変速もすごく滑らか。そのまま高速道路に乗ると、エンジンのパワーが加わり、自然な加速をしてくれます。例えば、トヨタのハイブリッドはCVTの一種なので、こういった歯切れの良い加速は正直、体感できません。それと比べるとこの新型フィット ハイブリッドは、運転している実感、違和感のない加速をしてくれます。

まとめ

新型フィット ハイブリッドに乗って思ったのは、燃費が良ければいいということではなくて、しっかりとクルマとしての質感や走り、そういったものまで踏み込んできているという印象を受けました。

そこに、性別や年代を超えて幅広い層の支持を得てきた理由があるのでしょう。

編集部独断の評価

実用性:★★★
居住性:★★★
経済性:★★★
コスパ:★★★
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